花の名前には詳しくなくても、花の匂いは好きです。
植物の匂いも心を落ち着かせてくれます。
アロマテラピーはそんな植物の香りを利用して行う
自然療法の事です。
もう少し正確に言うと、
「芳香性のある植物から抽出された精油を用いて行う療法」ですね。
この精油とは100%天然の植物から抽出されたものです。
よく市販されている芳香剤などは当てはまらない事が多いです。
1920年代に、フランス人科学者のルネ・モーリス・ガットフォセによって
提唱され、作られた造語なのだそうです。
アロマ=芳香、テラピー=療法 でアロマテラピーですね。
ちなみに、英語の発音では「アロマセラピー」になります。
そして、アロマテラピーには大きく2種類に分かれます。
製油を医療として使用し、病気の治療や症状の緩和に役立てるものと、
美容や心身のリフレッシュを目的として行うものです。
前者が「メディカル・アロマテラピー」と言われ、フランスで確立していると言われ、
薬局で精油を取り扱っているらしいです。
日本では推奨されていない、服用も医師の指導により行う場合もあるそうです。
後者は「エステティック・アロマテラピー」と呼ばれ、ガットフォセのお弟子さん、
マグリット・モーリーが美容に役立たせる事が出来る技術としてイギリスに伝えた為、
イギリスではこちらが主流となっているそうです。
日本でのアロマテラピーの歴史は浅く、1970年代からのハーブブーム、
80年代のエステブームなどの影響で香りに対する興味が広がったと言われているので、
アロマテラピーが定着したのは本当につい最近の事ですね。
そして、日本でのアロマテラピーはその経緯からイギリス式が主流となっています。